2021年度SDGsコミュニティ・マーケティング体験談

担当:宮副 謙司教授

「個人として 企業として SDGsに貢献する」

スウ・ジャクシンさん(2020年度デイタイムコース入学)


スウ・ジャクシンさん

なぜ履修したか

自分たちが主役となる時代において、社会の一員として自分なりにできることを通じてSDGsを推進し社会に貢献する責任を感じていた。さらに私の家族は中国においてクラフト家具の会社を経営しており、注目されているSDGsに取り組み、社会貢献のみならず企業の価値向上も果たせると考えた。単なるSDGsに関する知識を学ぶだけではなく、実際の企業向けのSDGsプランや戦略を立案することによってより深くSDGsを理解するとともに、ビジネスの視点からSDGsを実現できることも期待して「SDGsコミュニティ・マーケティング」という科目を履修した。

授業で学んだこと

私がこの授業で学んだことは、3点と考える。一つ目はSDGsの17領域についてよりよく勉強した。受講前は、企業が具体的にどのような活動を行うことでどのような目標を実現できるのがあまり知らなかった。授業で松屋銀座と井上百貨店(松本市)でのフィールドリサーチを通じて、化粧品のボックス回収や無添加食品などの活動、海にあるゴミから服を作ること、ママ振袖など様々なSDGs活動が存在していることに驚いた。さらに、地元のアーティストとのコラボレーション、屋上に蜂を養殖することなども地域活性化に推進できることを実感した。

二つ目は百貨店としてSDGs目標を実現するための全体像を勉強した。百貨店は個人消費者とメーカーなどの取引先とを繋ぐ橋として、SDGsに関わる商品を編集して、マーケティング活動により個人消費者を囲い込み、メーカーが作ってくれた商品の価値をきちんと消費者に伝達することができる。さらに、メーカーも環境に優しい、動物に優しい材料を利用し商品を創造することは林、海などの自然の川上の方まで全般的にSDGsを実現できることを学んだ。

三つ目は日本の文化に関しても勉強になった。クラス内の唯一の外国人として、出張する時の礼儀、社会人としてのルール、懇親会の時の食文化など様々な場面で日本人との接し方を経験できたことは、私にとって非常に貴重な学ぶ機会となったと思う。

学んだ内容を今後どんな風に活かしていきたいか

これからも「SDGsコミュニティ・マーケティング」で学んだことを活かしていきたいと思う。まず、個人としてSDGsに関わる商品を積極的に使うことで、微力ながら社会貢献したい。例えば、ボトルのリサイクルや再生繊維の服などを積極的に購入するなど。また、機会があれば、ゴミ捨て活動のようなSDGsに関わる活動も参加しようと考えている。次に、現在家業のSDGs活動の不足部分を分析して、授業で学んだフレームワークや提案を活用して、家業のSDGs活動をもう一度検討してみたい。

以上のように、将来、個人だけではなく、企業としても世界がよりよく発展できることに責任を持って活躍していきたいと考えている。

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