2017年度プロジェクト・レポート体験談

担当:澤田 直宏教授・須田 敏子教授

「プロジェクト・レポートを受講して」

下世古 侑大さん(2017年度フルタイムコース修了)


なぜ履修したか

ABSを卒業することで経営管理修士号(MBA)を取得することができるが、その成果として何か形になるような取り組みはないかと考えていました。そこにタイミングよくプロジェクト・レポートが開講されることになりました。元々論文を書いてみたいという興味もあったことから、学生最後の集大成として本授業を履修することで学習の成果を残したいと考え履修を決めました。

授業で学んだこと

執筆面:
まず思考力が深まったように感じます。論文を本格的に執筆するということは初めてであり、とにかく頭を使い、考えぬいた期間でした。まずテーマ選びをする際には仮設を見つけることから始まり、その仮設を証明するためにどういったデータと手法が必要なのかを考える必要があります。さらにデータ収集が大変なことはもちろんですが、その集めたデータと仮説にどのような関係性があるかを考え、整理することも必要です。

さらに、既に研究されている物を参考にすることや整理することも必要であり、考える力だけではなく情報収集能力も執筆以前より向上したように感じます。

担当教員からのご指導面:
澤田先生、須田先生は非常に丁寧にご指導をしてくださいました。論文執筆の進捗状況がうまく進んでいない期間が長くありましたが、その状況毎に合わせて、的確に何をすべきかなどのアドバイスをしてくださいました。そのアドバイスのおかげで少しずつですが論文完成まで進めることができました。とにかく担当であるお二人の先生に最後まで迷惑をかけましたが、お二人のフォローのおかげだと感じております。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

私は卒業と同時に初めて社会人を経験する立場ではありますが、企業の先輩方から仕事で一番求められる力は考える力だということを良くお伺いしております。論文執筆で深めることができた思考力を使って、今後起こると予想される答えのない仕事に対して考え抜くことで、企業に貢献していきたいと考えております。