渡邊 小百合さん(2017年度フレックスコース修了)
他社がどのようにマーケティングに取り組んでいるのか、に興味があったからです。東急電鉄やクラスメイトの所属する企業が、どのようにマーケティングを捉え活動しているのかをプロジェクトを通して学び、業務に活かしたいと考えていました。
2017年度は、東急電鉄に対してマーケティング施策の提案を行いました。ほかの授業でも企業と関わる機会は多くありましたが、マーケティング・プランニング・プロジェクト(MPP)の授業では、東急電鉄の方からいろいろな数字や情報を提示いただき、非常に実践に近い学びであったと思います。
MPPの中で、特に印象に残っていることは、フィールドワークとグループワークです。 「早朝のスーパーを活用できないか」というアイディアが出た時は、平日の朝に東急ストアを何件も訪ねて店の作りや客層を見て回るなどしました。他の授業では教室での学びが中心となります。フレームワークや理論だけでなく、実際の現場を見ながら提案を考えることができたのは、今ある企業の実際の課題に取り組むMPPならではの学びであったと思います。
MPPはグループワークを中心に進みます。一度、こんなことがありました。一人が出した電車の活用法に対して、残りのメンバーがアイディアを足していき、テンポ良く、ものの10分程度で提案の基礎が形作られたというものです。各自のアイディアの相乗効果でそれぞれが持っていたものよりもいいアイディアができてしまった、という感覚でした。グループワークの醍醐味を体験することができたと思います。
MPPでは一学生として、理論やアイディアを全面に出しながら夢中になってマーケティングに取り組むことができました。だからこそ、プロジェクトを進める中で「こんな考え方もあるのか」というアイディアや進め方が何度も出てきましたし、マーケティングはこんなにワクワクするものなのだと再確認することが出来ました。プロジェクトに取り組んだ経験を今の会社に持ち帰って、マーケティング部門を一歩前に進められる存在になれるよう、頑張りたいと思います。
(2018年3月執筆)