高橋 弘多さん(2013年フレックスコース入学)
ビジネスの現場で更なるチャレンジをしたい、そのためにマーケティングを体系的に学びなおす必要があるとの思いからABSに入学しました。その中で産学連携であるMPPは学んだ知識を実践に近いビジネス環境でいかにして適用していくか学ぶことのできる絶好の機会と考え、参加を決意しました。
14年度はパートナー企業であるキーコーヒー様の課題に対して、解決策を提案することがミッションとして与えられていました。一年を通したチーム活動の中で、以下2つの学びを得ることが出来ました。
1つ目は現地現認の重要性です。キーコーヒー様へのヒアリング、書籍やインターネットでの情報収集、そして学んだ知識を活用することも重要な活動でしたが、一番の学びは私たち自身が直接、現場を感じる事のできるフィールドワークの重要性でした。クライアントとの距離を縮め、ステレオタイプを取り除き、新たな発見や発想を得ることができる、生きたマーケティング活動には不可欠な要素であるということを学ぶことができました。
そして、2つ目がチーム活動の必要性とチームビルディングの難しさです。全くの異業種のチーム編成であり、相互理解や協力体制が築けない時期もありましたが、自主的な合宿やフィールドワーク、多くのグループワークを重ね、満足のいくチームビルディングを行うことができました。そして、チーム一丸となってプランを作成・提案することができ、充実した時間を過ごすことができました。また、共に苦労することでかけがえのない仲間を得ることもできました。
一年をかけて一つの課題に対してチームで取り組む、そして、実際のビジネスを行っているクライアントと共に活動する緊張感と達成感はMPPでしか味わうことのできない経験であり、自分自身のビジネスの現場でも活かすことのできる大きな学びとなったと考えています。