2021.05.10
アドバンスト・コーポレート・コミュニケーション
4月14日(水)の「アドバンスト・コーポレート・コミュニケーション」(担当:伊藤晴祥准教授)では、横河電機株式会社の小林倫崇氏に「~17年の現場での経験を中心に~ 投資家の理解を深める横河電機のIR活動3.0」と題してご講演を頂きました。
ご自身の経験と横河電機株式会社の先進的なIRの取り組みの両方についてご講演を頂き大変に充実した内容でした。
ご自身の経験から、本業の重要性を理解し、近年投資家からも関心の高い企業の歴史やビジネスモデルなどの非財務情報について、分かりやすく、自分の言葉で書く、話す、聞くことの重要性についてご講義いただきました。
また、横河電機の投資家の理解を深める取り組みとして、開示を充実されること、対話の工夫をすること、そしてそのフィードバックに注視することの重要性について示されました。フィードバックとしてESG関連のインデックスに採用されていることや、賛成行使の割合が2010年から継続的に向上していることをあげられています。
横河電機株式会社は、金融庁の記述情報の開示好事例集2020に掲載され、2019年にはIR協議会のIR優良企業特別賞を受賞されるなど先進的なIRに対する取り組みを行っている企業です。また小林氏自身も17年間IRに携わっていらっしゃいます。優れたIRの実践に触れることができ、多くの示唆を得ることができました。
ご講演の後も活発な質疑応答があり、大変充実した時間となりました。