2020.11.11
コンサルティング・プロジェクト
今年度から開講された「コンサルティング・プロジェクト」(担当:細田髙道教授)は、米国ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネス(以下、Tuck)と共同で開講し、実際のクライアント企業の課題に対してコンサルティングを提供する授業です。
今年度のクライアント企業は株式会社イノアックコーポレーションで、一般消費者向け製品を米国市場に投入し展開するというテーマをいただきました。今回のプロジェクトには株式会社イノアックコーポレーションからも商品開発や製造に関係する若手メンバーが参画されています。
このプロジェクトを進めるにあたり、日本企業が米国市場へ進出する際の課題や障壁、典型的失敗例などを早急に把握する必要がありました。そこで、米国進出のご経験が豊富な株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン代表取締役社長の大澤 裕氏を講師としてお迎えし、「米国販路開拓の手順」と題した講演をしていただきました。
大澤社長の講演では、米国進出にあたって日本企業が陥りがちな誤りと正しいアプローチ方法、進出にあたってのチェックポイントやチャネル構築にあたっての注意事項等について詳細な内容をご教示いただきました。長年の実務経験からくる実情を踏まえた講演内容は大変分かりやすく、チームメンバー全員の関心が強くなりました。そのため、メンバーからの質問やリクエストが多く、時間が足りないほど盛り上がりました。
この講演を受け、今後は、米国市場進出にあたっての販売形態などをマーケティングや事業戦略のフレームワークを使用しながら検討し、Tuckメンバーには米国市場を対象としたマーケティング戦略、チャネル戦略を担当してもらう予定です。また、大澤社長にはTuckメンバーに対してもご講演していただくことになりました。
このコンサルティング・プロジェクトを通じクライアント企業様の米国進出が成功し事業が伸びるよう、TuckとABSチームメンバーが一体となってプロジェクト成功にむけて最善を尽くします。
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