2020.02.03
企業戦略
2019年12月17日の「企業戦略」(担当:中野勉教授)の授業では、欧米から3名のゲストに来ていただきました。Franck Cochoy教授(The Institut Universitaire de France, France)からは、performativityの概念から、スーパーマーケットにおけるカートの発明がいかに消費を広げたのかを例として、アクターとオブジェクトが関係し、行為を遂行することの社会的な意味をご説明いただきました。Sheen Levine准教授(University of Texas Business School-Dallas, USA)からは、アメリカにおいて如何に平凡で普通の(mundane)人たちが巨大ビジネスを作り上げてきたのかを指摘し、その理由を、彼らが競争相手の動きを戦略的に深読みする洞察力(strategic intelligence)に抜きん出ていたという主張から、論を展開しました。そして学生全員参加で簡単な実験を楽しみました。Martin Skrydstrup准教授(Copenhagen Business School, Denmark)からは、circular economies について、循環型の経営とSDGsやCSRがいかに関わり、その市場の展開についてヨーロッパの現状などを基に説明がありました。
普段は英語教材も使いながら、日本語でディスカッションを行っていますが、この授業ではQ&Aを含めて社会人学生は英語でのディスカッションを楽しみました。