2018.03.27
2017年度冬季セメスター
青山ビジネススクール(ABS)では毎冬、海外の大学から教員を招聘し、冬季セメスター(短期集中講座)を開講しています。今年度は、ヨーロッパのトップ・ビジネススクールから、戦略と組織の分野に関して、クリスチャン・フランケル准教授(Christian Frankel, Copenhagen Business School, デンマーク:コペンハーゲン・ビジネススクール)とマーティン・コルンバーガー教授(Martin Kornberger, EM Lyon Business School; フランス:EMリヨン・ビジネススクール)のおふたりの先生をお招きし、2018年1月30日(火)~ 2月10日(土)の期間に亘り、「Strategy, Organization, and Leadership from a European Perspective」 のタイトルでの集中講座を開講しました。
ヨーロッパのアカデミアの伝統を基本に、オーガナイザーとして中野勉教授も授業に参加することで、3名の教授陣により、約30名の学生はインタラクティブなディスカッションを楽しみながら、活発な議論を含めた高度な論理思考と創造性を刺激する内容豊かな英語での授業に積極的に参加しました。学生はHarvard Business Review からの論文やケース教材を事前に読み込み、授業では課題に対してのディスカッションとブレインストーミングの作業を進める形式で行われ、同時に、教員によるパワーポイントを使っての説明と解釈が明確に提示されました。また、いくつかの異なる理論的な戦略論のフレームワークが導入され、5人程度のグループに分かれてのグループワークや、クラス全体でのディスカッションに加え、各グループの仕事の現場への知識の応用的なプレゼンテーションが毎回繰り広げられました。
履修者の構成は、社会人を中心に、留学生や帰国子女を含めた1年生と2年生の混合のダイバーシティに富むクラスでした。特に2年生にとってはMBA最後の授業ということもあり、ヨーロッパのトップスクールのマネジメント教育の伝統から、講義とディスカッションを繰り返しながら、皆で知識をシェアし、教員が議論を引っ張り、実践的かつ応用的に論理構成を高め、学生の創造性を引き出そうとするインタアクティブな授業に熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。