2017.12.26
ファッション・リテイリング
2017年度新たに開講したマーケティング専門科目「ファッション・リテイリング」(宮副謙司教授担当)では、2017年12月9日(土)の授業において、株式会社フランドルの篠原航平氏と株式会社糸編の宮浦晋哉氏をゲストにお招きし、「ファッションの地域活性化、地方産地の動向」というテーマで授業内講演をしていただきました。
篠原さんは、日本のアパレル産業の構造やその特徴を説明した上で、山形県のニッター米富繊維株式会社のプライベートブランドCOOHEMのケースを例に、繊維産地の企業の活性化に関して講義されました。宮浦さんは、さらに数多くの具体的な産地事例とともに、産地企業が求めるニーズとファッション専門職人材のマッチングに取り組む新たな活動「産地の学校」を紹介されました。
受講生たちは、お二人の講義で、ファッション産業における各地の産地での若い人々の新たな取り組みは、従来機能別に分かれてきた各段階の産業をつなぎ、さらに地域と都市や海外をつなぐことに発展するような意義のあることだと気づかされ、クラスでのディスカッションを深めることができました。