2018年度ファイナンス・アンド・テクノロジー体験談

担当:武田 澄広教授

「ファイナンス&テクノロジーを受講して」

岩田 貴裕さん(2017年度フレックスコース入学)


なぜ履修したか

近年、情報技術の発展に伴い、様々な業界でビジネスモデルの変革が起こっており、テクノロジーの進歩がビジネスに与える影響はますます大きくなってきています。「ファイナンス・アンド・テクノロジー」では、Deep Learningやブロックチェーン等の技術とビジネスを関連付けて学ぶ事ができると期待し、受講を決めました。

授業で学んだこと

①ブロックチェーンを用いた環境構築と概念実証
受講生でEthereum上にプライベートなブロックチェーンネットワークを構築し、ブロックチェーンの仕組みやアルゴリズムを実際に体感しました。また、ブロックチェーン上で動作するアプリケーション(スマートコントラクト)をSolidityというプログラミング言語で実装し、ブロックチェーンを活用したシステムの設計と発表を行いました。

実際に手を動かすことで、書籍を読むだけでは得られないブロックチェーン技術の特性や本質を実感した上で、ビジネスへの応用について議論できた点は、大変良い学びとなりました。

②ゲストスピーカーや受講生によるフィンテック最新動向プレゼンテーション
ゲストスピーカーによるASEAN諸国におけるフィンテックの動向についての講演や、受講生による日本/中国におけるキャッシュレス社会の現状についての発表を行いました。中国においてITサービスや最新技術は日本より遥かに早く普及しており、技術進歩と社会的背景の関連を実際の事例を見ながら議論できた点は、特に良い気づきと学びを与えてくれました。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

現在、ITを活用した新規事業に従事しており、技術の進歩がビジネスに与えるインパクトと重要性を実感しています。F&Tではブロックチェーンを題材として、ビジネスへの応用可能性や最新動向を体感できました。今回の経験を活かし、最新技術とビジネス動向を関連付けて捉え、適切な意思決定ができるよう、自らの仕事に生かして行きたいと考えています。

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