2021年度「コンサルティング・プロジェクト」最終報告［専門科目（300番台）］

2021年9月より開始された2021年度の「コンサルティング・プロジェクト」（担当：細田高道教授、中塚昭宏助教、プロジェクトメンバー：6名（イブニングコース2年：智原仁さん、岡本真理子さん、齊藤紀子さん、諸橋生和子さん、渡邊慎介さん、イブニングコース1年：熊谷仁弥さん））が、約5か月間のプロジェクト期間を終え無事終了致しました。

今年度のクライアント企業である株式会社朝日新聞社の通販事業を将来の中核事業に押し上げるための具体的施策案を最終報告書にまとめ上げ、2022年2月4日に同社の担当取締役に対する最終報告を実施致しました。朝日新聞社の通販事業部のメンバーだけからでなく取締役からも非常に高い評価を頂くことができ、このプロジェクトを有終の美で飾ることができました。また、このプロジェクトのパートナー校である英国国立エクセタービジネススクール（以下、EBS）のステファン・ディズニー教授からも、高い評価を頂きました。

この授業の大きな魅力は、ビジネススクールにおける学びをグローバル・プロジェクトの場で応用できる機会が与えられること、そして当該企業の担当者および海外ビジネススクールの教員や学生と密な信頼関係を構築しながら解決策を共同で構築していくプロセスにあります。朝日新聞社、EBS、ABSから構成されたプロジェクトメンバー全員が何事にも真摯に向き合い、全力で取り組んだことでプロジェクトメンバー内に信頼関係が生まれ、それが素晴らしい成果を生む基盤となりました。またEBSメンバーとは授業以外のコミュニケーションを積極的に行うことで学生間の信頼関係を深化することができ、国境を越えた付き合いができることもこのプロジェクトの魅力です。

このプロジェクトを終えた今、ABSにおける学びを応用し深化させたことで、理論とは別の難しさがある現実の複雑でひっ迫した問題に対しても成果を出すことが可能であるという確かな手応えを感じています。

最後に、このプロジェクトを受諾頂き、一緒に伴走頂きました朝日新聞社の皆さまに感謝申し上げると共に、このプロジェクトの成果が実を結び、朝日新聞社の通販事業が今後益々ご発展されることを心より祈念しております。