2021年度ビジネス・プランニング体験談

担当:髙橋 文郎教授・伊藤 大輔講師

「ビジネスプランを磨ける最高の機会」

藤井 将光さん(外資系ヘルスケア企業 勤務/2020年度イブニングコース入学)

藤井 将光さん

なぜ履修したか

私は、自身で考えたビジネスプランで起業を目指しており、体系的に経営学を学びたいと考えました。私がABSを選んだ理由は「ビジネス・プランニング」を履修したかったからです。本授業では、ビジネスアイデアを複数名のチームでブラッシュアップしていき、教員、履修生、卒業生、起業家、投資家などへプレゼンを行い、多方面のフィードバックを得ることができるため、起業前に自身のプランについて多くの意見をいただける最高の機会と捉えました。また、一から「事業計画書」を作成する経験が積めることも起業する上で魅力的だと感じ、履修を決意しました。

授業で学んだこと

事業計画に必要な経営理念策定、市場分析、ビジネスモデル・戦略立案、財務予測などを座学で学び、毎回プレゼンを行い先生方からコメントをいただけます。そのため、授業後はチームで反省会を行い次に活かしていました。これを繰り返す中で学んだことは「共感してもらえる人を増やすことの重要性」です。共感者を増やせたことで、先生方だけでなく履修生や修了生など多くの方からご意見をいただくことができ、プランのブラッシュアップに繋がりました。また、チームの意見がまとまらなかったり、戦略が煮詰まったり、苦しい局面を乗り越えられたのも、メンバー全員が課題意識を共有できたからです。顧客候補へのインタビューやアンケートにより、現場で起こっている課題を全員が「自分ごと」にし、解決策を提案できるようになったのが大きな変換点でした。そうして迎えたベンチャーキャピタリストへのプレゼン後の講評は、起業への自信となり、新たなモデルを検討するきっかけとなりました。半年間の集大成である「最終プレゼン大会」では、7チーム競合の末、学内外の聴講者に投票いただき、優勝することができました。経営陣の尾森玄陳CFO、矢野紗和子CMO、Chen Shengnan COOと毎週休みを返上して長時間熱い議論を交わしながら磨き上げてきたプランが認められ本当に嬉しい瞬間でした。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

本授業を通じて経験した苦労や喜びは、起業後も経験することであり、それを疑似体験できた貴重な機会となりました。私の想いに共感してくれた仲間が、同じ想いで取り組んでくれたからこそ成果に結びついたと実感しています。私一人では気づかなかったアイデアや視点をもって、ビジネスの種をどんどん育て、最高の形となる経験ができました。起業後、様々な困難があっても、チーム一丸となって乗り越えていける組織づくりに努めてまいります。

また、履修後に応募した日本最大の学生ビジネスコンテストである「キャンパスベンチャーグランプリ」東京大会、全国大会で栄誉ある賞を受賞することができました。ご指導をいただいた髙橋先生、伊藤先生をはじめ履修生の皆様、ご協力をいただいた関係各所の皆様に心より御礼申し上げます。現在、起業にむけて準備中ですので、このビジネスプランをさらに磨き上げ、社会起業家として社会に貢献していきます。

先生方と仲間たち

先生方と仲間たち

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