2017年度ビジネス・プランニングI・II体験談

青山アクション・ラーニング:ビジネス・プランニングを受講して

担当:保々 雅世特任教授・高橋 文郎教授・照沼 大教授

越智 順一郎さん(2017年度フレックスコース修了)

なぜ履修したか

ビジネス・プランニング(BP)は、1年間を通して、チームのアイデアを自分たちで決めて1つのビジネスプランを作上げていく体験型学習で、1年目に学んだ基礎的な知識をフル活用できます。履修にあたっては、実際に起業するとはどういうことなんだろう?という興味や、私の場合、自身が旅行会社に勤務であることから、いくつか関連するキーワードを組合わせたビジネスプランを事業化してみたいという思いがあり、仕事にも直結できると考え、履修しました。

授業で学んだこと

ビジネスプランのプレゼンは毎回楽しく発表させていただきましたが、1年間受講して気づきが2つありました。

1つ目は、1年目で学ぶ基礎知識がとても重要であるということ

自分たちのアイデアをビジネスプランとして具体的に計画する際には、1年目で学ぶ基礎的なフレームワークや考え方が、プランニングの過程で盛込まれていくこととなります。アイデア段階では、とても壮大なプランですが、基礎知識を活用して、どんどんその範囲が狭めていき、プランをより明確に固めていきます。講義では、教授や外部のベンチャーキャピタリストから、プレゼンを毎回厳しく指摘されることの繰り返しですが、我々は指摘された内容が新鮮なうちに、自分たちのプランについての見直しをしたかったので、必ず、講義終了後にグループワークを行い、これまでに習ったことを頭をフル回転させて、結論が出るものはアップデートし、よかったものは再確認し、出ないものは次回の打合せまでにそれぞれ検討してくる課題として持ち帰り、進めました。特に、ベンチャーキャピタリストは、実際に投資する観点で、意見を頂けるので、実際に事業として成り立つのか否か、自分たちのプランを見直しし、さらに良くするチャンスでもありました。とても厳しい指摘をいただきますが、それは、自分たちの進むべき方向の道しるべにもなりました。

2つ目は、体験的学習も自分たちが積極的に動くことが重要であるということ

毎週の講義の中では、教授のレクチャーやベンチャーキャピタリストや起業家の方からの意見や考え方を広く、深くうかがえる機会があり、とても勉強になりました。ただ、それだけでは、他の講義と変わりはありませんが、ビジネス・プランニングでは、その場で学ぶだけでなく、自分たちが動いてどんどん進めていくこと、たとえば、市場調査やビジネスコンテストでの発表、実際に起業された方の話を直接伺いに行くなど、自分たちで考えて自分たちが動くことでプランも授業を作っていくようなイメージです。プランニングの過程では、ビジネスプランコンテストや外部のスタートアッププログラムへの参加は、どんどん応募することで、プランも発表もさらにブラッシュアップできるチャンスでもありました。積極的に動いたことで1年間楽しく学ぶことができました。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

この授業で学んだことは、2年間の学びの総括ともいえます。自身の職場に置換え、新しい事業の立上げであったり、既存事業の推進や強化をする上で、ここで学んだ考え方や視点を忘れずに、1つ1つ取組んでいきたいと思います。また、機会があれば、ビジコンやスタートアッププログラムへも参加してみたいと思います。

(2018.3月 掲載)

ABSのトップページへ