私が4年前に憧れたABSは、想像以上に強く、実際の学びはさらに濃く、今の自分にとって大切な居場所の一つです。

西村 怜央さん(東京急行電鉄株式会社 2014年フレックスコース入学)

なぜABSを選んだか

私は入社以来、リゾート事業・ホテル事業・広告事業・リテール事業と多様な事業領域における業務を経験してきました。中長期戦略策定や決算業務、営業、そして各事業に関わる個別プロジェクトにも参画しながら関係する知識を深め、視野を拡げてきました。それでも業務遂行上、まだまだ知識や経験が不足していると感じる場面が多くあり、特に未経験の分野に話が及ぶと、途端に思考停止に陥ってしまう自分がいました。

この経験から、どんな業務分野の話であっても理解ができるようになりたい、あらゆる観点から事象を見つめることで総合的な提案ができるようになりたい、という想いが、MBAを志したきっかけでした。

MBAにはいくつもの選択肢があります。国内か海外か。仕事は続けるか辞めるか。専門性を身に着けたいか。ネットワークはどうか。もちろん私も、「働きながら通える」「網羅的なカリキュラム」など、多くの条件に惹かれてABSを選びました。

しかしそれ以上に私には、ABSを選んだ決定的な一つの“体験”がありました。私が初めてABSに触れたのは、2010年秋、当時ABSに在学中だった会社の先輩に誘われて青学祭でのABS学生有志出店の「ドーナツクラブ」を訪れた時でした。国籍も年齢も勤務先も様々な学生たちが、初めての試みとして「ドーナツクラブ」を立ち上げ、一つのテントの下で協力している姿に、私は強い憧れを抱きました。詳しく聞いてみると、授業で学んだ知識や経験をドーナツ販売という目標に当てはめ、目標利益はいくらか、製品は何にするか、どのようにプロモーションするかなど綿密に計画し実践していたのです。しかも多様な背景を持った学生たちがそれぞれの強みや経験を活かし協働でビジネスを実現させていたのです。このABS体験を通じ、自分にも同じように目標に向かって一緒に励む仲間が欲しいと強く感じました。このときの憧れこそが私のABSへの一番の志望理由となりました。

実際にABSに入学してみて

入学してまず感動したのは、青山学院大学のキャンパスの美しさです。今年5月に発表されたThe 50 Most Beautiful Christian College & University Campuses in the Worldで青山学院大学は第2位に選ばれたほどで、正門から並木道を抜けて通学するたびに力が湧いてくるのを感じます。そして一昨年できたばかりのABSの学び舎は内装も設備も新しく充実しており、良い環境や設備は勉強に打ち込むためのモチベーションとクリエイティビティを高めてくれると強く実感させられます。

そして、環境以上に私の力になってくれたのはABSの先生方と学友たちです。仕事をしながらの勉強は、それは厳しいです。それでも、親切に丁寧に教えてくださる先生方がいて、一緒に高い壁を越えようと頑張る仲間がいてくれるABSは、それはそれは楽しいです。まだまだ半年。これからさらに高度に、さらに深く学んで実践していけると思うととてもワクワクします!ABSのモットーは『明るく、楽しく、厳しいビジネススクール』です。私が4年前に憧れた場所は、実際の輝きは当時の想像以上に強く、実際の学びはさらに濃く、今の自分にとって大切な居場所の一つとなっています。