島貫 亮輔さん(GEヘルスケア・ジャパン株式会社 2021年度イブニングコース入学)
ABSを選んだのは、3つの理由からです。①カリキュラムの豊富さ-ABS入学の最大の理由は、長い歴史の中で培われた多彩なカリキュラム、理論と実践を結びつけるABS独自の青山アクションラーニングを学ぶことでキャリアアップできると考えた為、入学を決意しました。②柔軟な受講スタイル-渋谷や表参道が近いアクセスの良さに加え、コロナ禍ではオンライン授業に柔軟に切り替えてくれるなど、ハイブリッド型でも授業を受けることができ、仕事との調整もしやすいためです。③家族からの勧め-私の妻が2010年度フルタイムコース(現デイタイムコース)の修了生で、自らの経験からABSの特色を熟知しており、「先生方やカリキュラムがマッチすると思うよ」とお勧めしてくれたことがきっかけでした。
実際に入学してからも、魅力的な授業を通じて多種多様な目的意識を持ったクラスメイトや手厚くご指導いただける先生方に出会えたことは、私の人生の財産になっています。
ABSで学んでいることは、主に多角的な視点で経営を捉え、事業を成長させる実務面での能力です。それはファイナンス、マーケティング、経営戦略など、様々な科目から学ぶことができます。入学してわかったことですが、具体的にここでの学びの経験は、自分だけで経営の勉強をしていると気付かなった視点を得られる点です。講義を受けて教授・講師陣からエネルギーをもらい、学んだ理論と自分が培ってきた経験を融合させ、講義の中でクラスメイトとディスカッションすることで更に成長できます。ここでは、様々な業界の方や経営者の方、マネジメント職に従事されている方等に知り合うことができます。普段の仕事では、なかなか知り合えないような同期の皆さんとの繋がりもABSの講義を通じて醸成されます。
私の場合、自宅で勉強をしているときも、妻の在学当時との違いを話すことがあります。例えば妻は、「私が在学時のマーケティングの授業では、紀ノ国屋のケースが記憶に残っているよ」と当時を振り返ってMBAで学んだことをシェアしてくれ、私は「2021年度はキーコーヒーやコカ・コーラ:いろはすのケースを学んでいるよ。今日の講義も新しい学びがあった」などと言った会話で、妻が学んでいた当時と私が在学している時に共通している講義や変化している点を共有し、夫婦共に学び深めあっています(笑)
このような学内・家庭内での経験が仕事にも活かせるのは当然ながら嬉しいですし、これからの仕事にも活かせることができたら、ここでの学びを最高に実感できる瞬間だと感じている次第です。
前述したように、私がABSに入学した目的はキャリアアップです。ただ最近では、それにも少し変化が現れてきました。それは実務で活かせる学びに加え、海外のケーススタディ・最新の論文を学ぶ講義や新しいフレームワークや理論等の最先端の研究にも触れることで、アカデミックなスキル向上も図るようになったことです。今後は学んだことを基に研究にも専念し、更に学び続けていきます。
加えて私がABSに通学してからは、夫婦で学内外のビジネスプランコンテストに応募するようになりました。そこでは妻の妊娠をきっかけに、実生活に即した妊婦さん向けの商品開発をプラン二ングする経験をし、1年間でいくつかの実績をあげて参りました。これからは夫婦二人で経営学の研究を深め論文を書くことや、新規事業プラン策定を通じて社会に貢献できるように成長していく所存です。
このように私の可能性を広げてくれたのは、家族や職場の理解があり、ABSの教授・講師陣からの手厚いご指導や切磋琢磨する同期の皆さんの存在があったからです。これからMBAでの学びを深めたいと検討している方に向けて、私のABSでの経験が少しでも参考になれば幸いです。