森 敦子さん(株式会社INITIAL / ユーザベースGr 執行役員 シニアアナリスト 2016年度 フルタイムコース修了)
メガバンクで法人RMを経験後、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科国際マネジメント専攻(以下、青山ビジネススクール/ABS)に入学しました。営業からの職種転換をしたい思いから大学院を経由しての転職を選択しました。修了後、データに携わる仕事をしたいと考え、株式会社ユーザベースへ入社しました。
入社後、企業・業界情報プラットフォームSPEEDAのコンサルタントからキャリアをリスタートしました。その後、コンテンツ作成に従事したく、買収子会社であるスタートアップ情報プラットフォームINITIALへ異動し、アナリストとして主に情報発信全般、新規事業を担当し、2018年7月に執行役員へ就任しました。職種定義がないところから開拓していくなど、常に新しいことをやっていく適応性の高さが求められる環境でした。未経験のことばかりでしたが、データ構造の理解や取扱い、仮説検証などABS時代に学んだ考え方・スキルがとくに役立ち、職種転換のみならずキャリアアップも実現できました。
ABSを選択した理由は大学時代の母校であることが大きかったです。大学院での限られた時間であったため、環境適応などのロスタイムを極力排除したかったからです。履修も幅広い領域を選択するのではなく、職種転換を見越してエッジをつくるためにファイナンス・統計を最優先、戦略論次点という形で特化しました。入学後、必修科目で出会った統計学が自分に今一番必要なものだと直感したことから、とくに統計学にコミットしました。ABSの先生方は非常に真摯に向き合ってくださり、手厚くサポートをしてくださったことがとくに恵まれていると感じました。感謝しかありません。
また、在学中に成果を出すことに拘ろうと決めていたので、Teaching AssistantやResearch Assistantなどフルタイムの学生でしかできないことをやりました。また、幅広い業種、年齢の異なる人たちと同級生になったことも自分の視野を広げるとても良い経験になりました。ABSに入学して本当によかったと思っています。卒業後のキャリアパスはABSでの経験に基づいています。
釈迦に説法かと思いますが、選択を良いものにするかどうかはその後の自身の行動次第だと思います。会社からの派遣ではなく、自費かつフルタイムでの入学は一般的には空白期間とみなされ、リスクをとる状況だと思います。リスクがあったうえで何を得たいのか。そのコミットが明確であれば、ABSはとてもサポーティブな環境であると思います。