早川 康一さん(総合商社 2017年度フレックスコース入学)
私は在学中に2度の転職を経験し、現在は総合商社で食料分野における事業投資の仕事をしています。現在の仕事に就く前は、日系食品メーカーと外資系経営コンサルティングファームに勤務していました。
食品メーカーでは約6年間海外駐在員として東南アジアにおける業務拡大の実行推進に携わる機会に恵まれ、経営管理から得意先に対する営業活動まで幅広い分野に渡る仕事を経験しました。その後日本に帰国し勤めた外資系経営コンサルティングファームでは、お客様の抱える経営課題解決に向けた戦略立案や実行支援などの仕事を担当しました。
そんな様々な業界を経験した私がいま感じている事は、ビジネスをドライブする根幹は普遍であると言う事です。皆さん様々な目標を持ってABSに挑戦しようと考えていらっしゃると思いますが、ABSで得られる体系的な学びは、どの様なビジネスをされている方にも非常に有意義なものをもたらしてくれると思います。
ABSで過ごした2年間を振り返ると、日々の講義や学習から得られる新たな知見・知識の修得も去る事ながら、この2年間を共に過ごしたバックグラウンドの異なる多くの友人との出会いが最も大きな収穫だったと考えます。
ABSという場所で様々な業界の様々な職種・立場の方々と友人として接する事ができた事は、非常に貴重な機会であったと強く感じています。個性豊かで志の高い仲間と交わされるコミュニケーションの中からは、いつも様々な気付きを得る事ができ、知らず知らずして狭くなっていた自分の世界観を改めるよい機会にもなりました。素晴らしい仲間に囲まれながら学べた環境に感謝しつつ、これからも学業と実務に精進したいと思います。
自分にとって1つ上のステージに挑戦し続けようとする志を持って、常に現状と向き合う姿勢を持つ事は自己成長にとって不可欠であると思います。そしてこれらを実現する為の手段の1つが転職や起業である事もあるでしょう。
私の場合、海外でのマネジメント経験を通して将来目指したい姿が明確になったとともに、それを実現する為に自分に足りないものは何かを考え始めた事が全ての始まりでした。将来ありたい姿を明確にしていたからこそ、それらを実現する為の手段(私の場合はABSで体系的な経営管理メソッドを学ぶ事であり、他業界での経験を積む事で様々な角度からの知見を得る事)が明確に出来たのではないかと思います。
私自身まだまだ模索中の身であり、正解も持ち合わせておりませんが、自分なりに将来どの様な仕事を通じて社会に貢献したいか、およびその為に今できる事は何かを一生懸命に考え続けてきた事が、様々なターニングポイントを生む原動力になったのではないかと感じています。