2023.10.05
髙橋文郎名誉教授から島田由紀准教授が引き継いだ「青山フィロソフィー・フォーラム(APF)」の第3回目は、森有正『生きることと考えること』を取り上げます。
本書は森がフランスに移住して20年ほどが経った1970年に、求めに応じて自身の来歴と思想について口述したものです。フランスにおいてフランス語で哲学に取り組みながら、日本語、日本人、日本の社会と思想について洞察を深めた森の思索から、現代日本に生きる私たちは何を受け取るでしょうか。
引き続き、髙橋名誉教授をアドヴァイザーにお迎えし、ディスカッションをリードするファシリテーターを立てて、会を進めていきます。どうぞご参加ください。
日 時: | 2023年11月4日(土)17:00-19:00 |
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会 場: | 17号館12階 H1229教室 ※希望があればオンライン対応あり |
課題図書: | 森有正『生きることと考えること』(講談社現代新書)(特に、III. 個と普遍、IV. 経験と体験、VIII. 「生きること」と「考えること」、IX. ほんとうの生き方) |
ディスカッションテーマ: | 事前に課題図書を読んだ上で、以下の設問に関するご自身の意見を述べてください。 1. 森の論じる「経験」と「体験」の違いはどういうものでしょうか。 2. 森の論じる意味での「経験」と「体験」にのっとって考えるとき、あなた自身の「経験」や「体験」はどのようなものですか。それはどのように個人的であって、またどのように社会的・普遍的なものとして実践されえますか。(差し支えない範囲で参加者と共有してください。) 3. 「ほんとうの現実とことばとが、かみあっていない」(190頁)、「大事なのは、ある人がほんとうに自分の立脚地をおくことのできる世界を、自分の中に築きあげていくこと」(221頁)という森の言葉を読んで、あなたはどう考えますか。 |
主宰者詳細 |
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アドヴァイザー:髙橋文郎 青山学院大学名誉教授 http://www.e-takahashi.net/index.html |
コーディネーター:島田由紀 青山学院大学国際マネジメント研究科准教授 https://www.aoyamabs.jp/facultyandresearch/index.html |
事前の申し込みが必要です。申し込みは下のサイトからお願いいたします。※参加資格はABS在学生・修了生
2023年度「第3回青山フィロソフィー・フォーラム(APF)」開催のご案内の申し込みフォーム
※申込締切 11月1日(水)