2022.04.07
日本経営工学会論文誌に中塚 昭宏助教が単独執筆した論文「顧客要求による納期延期が発生する場合のPush生産方式とPull生産方式との選択に関する研究」が採択されました。この研究は、建設資材メーカーにおける在庫管理の問題を扱った事例研究です。
この研究では、既存研究の数値シミュレーションによって示された生産方式の判定式(Push生産方式とPull生産方式とでは、どちらの生産方式の方が在庫数の期待値が小さいかを判定する式)を解析的なアプローチによって導出することで、生産方式の選択に影響を与える各要因(納期延期期間、需要分布、生産リードタイム、生産サイクルタイム、安全係数)の影響を大幅に明確化することができ、感度分析を容易に行えるようになったことが実務面での貢献点として評価されました。
論文は、Vol.73、No.2(2022年7月号)に掲載される予定です。なお、日本経営工学会論文誌は、オープンアクセスで収録されている学術誌です。掲載後、Google Scholar等で検索いただくと、全文をダウンロードすることが可能です。
この研究は、青山学院大学 国際マネジメント学術フロンティア・センターの研究助成を受け実施されました。