青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール:ABS)宮副謙司教授の研究室メンバーで執筆したマーケティング専門書『青山企業に学ぶコミュニティ型マーケティング』(中央経済社)が、このほど刊行されました。
この本は、青山に本社や主要拠点を置く、いわゆる「青山企業」を研究対象として、そのマーケティング戦略について各自1社1章を担当し、宮副教授の提示するマーケティング・フレームワークである「コミュニティ型マーケティング」の視点で分析・考察・執筆したものです。
執筆は、ABS修了生メンバーに加え、長年広告代理店勤務されてきた実務家でABSにて「ブランド戦略」授業を担当されている松浦良高先生にも加わっていただき、合計10名で取り組まれました。
第1章:コム・デ・ギャルソン=加藤小百合さん(2019年度フレックスコース修了)
第2章:ヨックモック=小山大輔さん(2012年度フレックスコース修了)
第3章:ナチュラルハウス=水野博之さん(2013年度フレックスコース修了)
第4章:アクタス=佐伯悠さん(2012年度フレックスコース修了)
第5章:ニュートラルワークス(ゴールドウイン)=椿竜太朗さん(2014年度フルタイムコース修了)
第6章:東京ヤクルトスワローズ=深堀達也さん(2014年度フレックスコース修了)
第7章:エイベックス株式会社=竹雄大祐さん(2019年度フレックスコース修了)
第8章:ほぼ日刊イトイ新聞=水野有己さん(2019年度フレックスコース修了)
第9章:きらぼし銀行=林裕介さん(2014年度フレックスコース修了)
第10章:マッキャンエリクソン=松浦良高さん
研究期間がコロナ禍と重なり、企業訪問インタビューやメンバー一同に会しての検討ディスカッションがなかなか難しかったですが、まさに箱根駅伝のように10名が共同で1つの研究本の執筆を成し遂げました。
編者:宮副謙司教授のコメント
箱根駅伝優勝の青学だからというわけではないですが、まさに駅伝のように10名が共同で1つの研究本の執筆が成し遂げられました。(宮副がそのスタート前:序章とゴール後:結章を走っていますが)
駅伝の選手配置に照らして解説すれば、1区は青山ならでは絶対的な差別化できるコンテンツとしてCDGを選び、ファッション論文経験者の加藤さんをアサイン。花の2区は、花も力もある小山さん。3区・4区は既にBOOK執筆経験のある水野博之さんと佐伯さん。そして山の5区はメンバーで一番若手「若の神」の椿さん。6区は野球といえば当然=深堀さん。7区・8区はコミュニティ型マーケティングについて演習履修時代から長く研究してきた竹雄さんと水野有己さん。9区・10区は専門ビジネス領域で独走できる林さんと松浦さんという戦略配置です。そういう観点からもぜひ楽しんでお読みください。
この本は、青山学院大学「青山アカデメイア講座-青山学」(2022年9-10月開講)のテキストとなることが決まっており、また2022年度日本マーケティング学会のベストマーケティング本大賞の選考候補としても頑張っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
宮副謙司(編著)『青山企業に学ぶコミュニティ型マーケティング』中央経済社、2022年
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