青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール:ABS)の伊藤雄太郎さん(2022年度イブニングコース入学)と福井洋さん(2023年度イブニングコース入学)が、長野県辰野町の地域ブランド「極・辰野」について事例研究するとともに、その地域活性化のプランニングを行い、日本マーケティング学会「地域活性化マーケティング研究会」にて研究報告を行いました。
お二人は、2023年度前期の「地域活性化のプランニング」(担当:宮副謙司教授)を受講し、授業の中で、事例研究対象であった長野県辰野町の新しい地域ブランド「極・辰野」についてグループワークで、展開現状を評価し、さらにその活性化へ向けたマーケティング戦略を策定しました。そして、自主的に現地にも赴きフィールドリサーチを行い、そのプランをブラッシュアップし、このほど開催された学会研究報告会にて、マーケティング学会員ならびに、辰野町や地域ブランド開発・運営に関わるメンバーに向け発表しました。
宮副謙司教授のコメント
2023年度の「地域活性化のプランニング」授業では、長野県辰野町の地域ブランド「極・辰野」という2022年スタートの実際のプロジェクトを事例対象として、受講生が、その活性化のマーケティング戦略の策定を2回の授業を通じて行いました。
その受講生の中で、伊藤さんと福井さんは、現地にも実際赴き、フィールドリサーチを行い、東京に住むビジネスパーソンとして、独自の着眼点を見出すとともに、授業で学んだマーケティングのフレームワークや方法論を的確に適用して考察し、策定した活性化戦略案を、学会の場で発表し、ご当地関係者メンバーとシェアし、それらの方々に良い評価と共感を得たことは、大変意義深いことと思います。
今回のような実践的な学修とその成果発表は、ABSとしても、MBA授業(教育)と学会発表(研究)のつながりをしっかり構築できたと言えるものであり、その面で大きな成果を得たと思います。
最後になりましたが、このような連携の機会をいただきましたフードアーキテクトラボ様、JTBパブリッシング様、長野県辰野町の皆様に心より厚く御礼を申し上げます。