青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(MBA課程)のマーケティング専門科目「地域活性化のプランニング」(宮副謙司教授が担当)の授業で受講生が、授業で行った地域活性化の戦略プランニングの学習成果を、日本マーケティング学会地域活性化マーケティング研究会で発表しました。
この授業では、学生がグループで自主的に定めた地域を現地調査し、その地域資源に着眼し地域価値に仕立て、それをいかに伝達・提供するかの戦略プランニングを行いましたが、その学習成果を、2019年1月26日(土)に青山学院大学で開催された研究会で学会員に向けに発表しました。
地域活性化の戦略プランニング対象地域と学習成果発表者は以下の通りです。
(1)長野県峰の原高原:松島祐介、水野有己、松本英高
(2)茅ヶ崎:佐野健、西村紗智、岸文彦
(3)川越:井上隆央、伊地知正行、古賀晋也
(4)伊予西条:西垣一成、小林慎治、長谷川滋、サイ・シンケツ、川口徹
(5)指宿:丸山義弘、八巻信貴、渡邊幸平、杉山宏一
当日の研究会には観光ビジネスの専門家、地域で活性化に取り組む起業家も複数参加されており、専門分野や実践の観点からのディスカッションが活発に行われました。
今回のMBA学生たちのプランニング内容は、従来の地域活性化プランニングで多く見られるような地域ブランドやイベント企画にとどまらず、「働き方改革」や「地方と東京の関係交流促進」など、社会人学生ならではの視点で時代テーマや社会課題を捉えたものになっています。
また、これだけ複数の地域についての活性化戦略プランニングを一堂にみると、すでに一定の観光知名度があり集客のある地域の新たな活性化策もあれば、これから新たに取組む活性化策もあり、それぞれの立場での地域活性化の戦略モデルが明らかになったと思います。
このようなMBA学生の地域活性化プランニングの成果発表は、来年度以降も学会研究会で定例開催とし、さらに青学ビジネススクールだけでなく他大学学生の参加も促していきたいと思っております。