インターネットビジネスプロジェクト(IBP)を履修して

チームメンバー各人のアイデアのピースを組み上げ一つの新事業を創世

木村 裕一さん(2012年フレックスコース入学)

IBPの授業は最終的にはパズルを組み立てるようなものであると言ってしまえば皆さんから、それはどういうことですかと質問が返って来そうですね。
IBPは勿論、インターネットビジネスに関するプランニングを主体とするものでありますが今や事業にインターネットが絡むことは至極当たり前のことでその活用方法は各種各様であります。
4つのステージに分けられた2013年度の授業はまずStage1でインターネットが発展して来た背景を学び歴史的にどのように活用されてきてこれからどのように発展するかを考える事を中心に授業が行われました。次のStage2.では海外に(2013年はベトナム)開発業務を委託する場合の実践的な学習を行いました。私のチームは日本人が外国人に日本の食べ物を説明する為のアプリを作りましたが、メール、PPTを使い自分たちのやりたいこと、それを実現するための技術要件及び納期に関する事等、細かい指示を与える必要がありました。

Stage3.ではWebサイトの作成を体験し閲覧する人の目線に立った客観的な評価を行いました。最終のStage4.は1-3の知識及びABSの各授業で学んだ内容をフルに活用してこれまで世の中に無かったキラリと光る新規事業の事業計画を立て取締役会、ベンチャーキャピタリスト及び銀行から資金提供を得られるようなレベルのプレゼンを行う事を目的にしています。Stage4では大元のビジネスアイデアの選定、その後の実施に必要な情報収集をメンバーと一緒に作り上げる面白さがあります。当然、初めから意見の統一はありませんのでそれぞれがメンバーを説得し意見を統一する必要があります。私のチームは日本にある約70万件の中小飲食店の国際対応を主眼に事業計画を立てました。現在、卒業してからもゆっくりではありますが、活動を継続しています。
最後にIBPは単純にインターネット関連のビジネスを創出する事を目的にしていません。それは過程にある失敗からも多くの事が学ぶことが出来る内容になっています。最終的に組み上げたパズルは見栄えの良い物、そうでない物があると思いますがこの授業で学んだことは今後も私に大きな影響を与える事でしょう。