2020.01.22

石井健介さん

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン アテンド

マーケティング演習Ⅰ

青山ビジネススクール(ABS)の専門科目「マーケティング演習Ⅰ」(担当:黒岩健一郎教授)では、11月5日(火)の授業において、石井健介氏(ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン アテンド)をゲストにお招きし、漆黒の暗闇の世界についてご講演いただきました。

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、視覚障害者の案内(アテンド)により、光の全くない暗闇の中、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむエンターテイメントです。
サービス・デザインのプロセスでは、まずユーザーの観察を行いますが、その際には視覚情報だけに頼るのではなく、音や匂いといった他の感覚情報もキャッチすると、ユーザーに共感しやすくなります。今回のご講演は、こうした背景のもとに企画されました。

普段は暗闇の案内人を務める石井氏のご講演は、ご自身が視覚を失ったときのエピソードから始まり、ダイアログ・イン・ザ・ダークについて、そして視覚以外の感覚を研ぎ澄ますワークも実施されました。受講者は、視覚を除いた四感を強く意識したと思います。おそらく、ごく日常の風景の中に、これまで気づかなかったことを発見するだろうと思います。

最初は硬い雰囲気でしたが、徐々に受講者の気持ちも解れ、ワークの時にはたくさんの笑い声があふれる、楽しく刺激的な時間になりました。

専門科目「マーケティング演習Ⅰ」(担当:黒岩健一郎教授) 石井健介氏

専門科目「マーケティング演習Ⅰ」(担当:黒岩健一郎教授) 石井健介氏の授業内講演の様子

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