将来のキャリアに合わせた能力が身につけられる

熊原 僚祐さん(2017年度フルタイムコース入学)

なぜABSを選んだのか

私が感じているABSの魅力は、大きく2つあります。1つ目は非常に豊富な授業科目です。ABSには合計で130以上もの授業科目があり、特に300番台科目と呼ばれている専門科目では非常に細かい分野で科目が分けられています。そのため、経営学全体を網羅するだけでなく、自分の将来のキャリアに合わせた履修を組むことができます。

1年前期は、履修できる科目は必修科目がほとんどとなるのですが、後期からは自分の興味のある分野の専門科目を数多く履修することができるようになってきます。

そして2つ目の魅力は、500番台科目と呼ばれている「青山アクション・ラーニング」です。日本の大学院では、ゼミナール・修士論文を学習の最終的な成果としているところが多くありますが、ABSではこの「青山アクション・ラーニング」を通じて、これまで学んできた知識や理論をより実践に近い形で活用させることによって、生きた経営学を身につけることができます。これらは他の大学院にはないABSの最大の魅力であると私は感じています。

ABSに入学してどう感じたか

先述したように、1年前期は必修科目が6科目もあり、それぞれの科目でレポート等の課題やグループワークが多く、さらに予習・復習もこなしていかなければならないため予想以上に大変で、食らいついていくのに必死な毎日でした。入学前に先生方や先輩方からビジネススクールの生活はきついと何度も聞かされていましたが、実際にその通りでした。

ビジネススクールは様々なバックグラウンドを持つ人たちが通っているため、フルタイムコースの学生の中でも実務経験があり、入学当初から既に豊富な知識を持った学生はたくさんいます。学士取得後すぐ、いわゆる新卒でABSに入学した私は、そういった優秀なクラスメートと自分との歴然とした差を感じることもありましたが、そこからさらに刺激を受け、自分の学習意欲を高めることができました。

また、特にフルタイムコースの学生には中国、台湾、韓国などからの留学生が非常に多いため、日本人には思いつかないような発想や意見がディスカッションの時等の場面で次々と出てくることがあるので、それを機に自分には無かった新たな観点から物事を考えてみたり、新しい価値観が生まれたりなど、非常に新鮮な経験もできています。

入学前に比べて自分がどう変わったか

大学学部生の頃の私を振り返ってみると、漫然と授業を受けている、いわゆる「受け身体質」の学生だったと思います。しかしABSに入学してからは、ディスカッションやグループワークの多いABSの参加型の授業スタイルのおかげもあり、気がつけば「受け身体質」の自分は改善されていました。特にケースを使った授業の際には、自分があたかもその会社の経営者であるかのように当事者の立場から問題を考えられるようになり、ABSの授業を通して徐々に物事を論理的に捉える力が身についてきているのかなと感じています。

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