大卒すぐのMBA進学だからこその価値がある。

戸村 峻さん(2018年度フルタイムコース入学)

1. ABSを選んだ理由

私は昨年までは、渋谷区内の他大学にて、会計学を学んでました。
大学3年の末に、就職・起業・進学の3つの選択肢から、卒業後のイメージを考えたところ、22歳の自分が就職している姿が全く想像できなかったこと。現状の体力で起業したとしても成功する打算がなかったこと。これらの理由により前者2つの選択肢が無くなり、もう2年間進学をして、自分を鍛えながら、仮に起業をしたとして上手く続けられるのか、また考え方が変わって就職をするといったことを見極める時間を作ろうと考えました。
その中で最も将来に活きる学問を学びながら2年間を過ごすのが吉であると考えたところ、ビジネススクールというジャンルを見付け、この形で進学することを決めました。

そのような理由で進学先を探すことになった時、大きく別けて2つの観点からABSを選びました。
まず1つは、入試のスタイルを意識して選びました。多くのビジネススクールは、いわゆる大学入試のようなペーパー試験を課しているところが多く、これからビジネスを学んでいこうと意気込んでいる段階なのにも関わらず、そういった類の試験勉強をしなくてはいけないことに違和感を感じました。しかしABSは志望理由書と、課題レポートをという形が与えられ、入学後のアクティブな学習を容易に想像することができたからです。

そして2つ目は、私のような学部上がりの学生が半数以上を占めていないビジネススクールという条件でした。やはり、せっかくビジネスを学ぶというのであれば、実際に厳しい社会を戦っている諸先輩方と一緒に学ばさせていただくことが非常に重要であるのではないかと考えたからです。

それらの2つを満たした大学の中で、将来目指す道において最も有用な学びを得られ、また最も自分に合っていると感じたのがABSだったので、この学校を選びました。

2. MBAの生活リズム

学部時代と比べると授業の時間は短くなり、学部時代は1つの学期で約10コマ〜12コマほど授業を選択していたところ、今では7コマしかないため、自由な時間が増えました。

とはいえ、1つ1つの授業がそれなりに重いため、「学部時代と比べて楽か」と聞かれたら答えは「NO」です。ただ、それらは指定された時間に教室にいる時間は多くないため、ある意味ノマドワーカー的な形で、自分でタイムマネジメントをしっかりする必要があるものの、好きな場所で好きな時間に勉強ができるというメリットもあり、このスタイルが合う人には非常に生活しやすい環境課と思います。

もちろん、そういった生活が合わない人は、学内に有る合同研究室を活用し、大学に残って遅くまで勉強したりする人もいて、様々な立場の人にとっても良い環境であるのは間違いないです。

ちなみに私は、野球観戦が好きなので、いつも母校の大学野球(東都リーグ)などを観戦しながら、野球場でレポートを書いています。

3. ABSで学んだこと

まだ入学して半年の段階で執筆していますが、
学部時代に苦手意識が強く、全力で避けてきた数学を多く使う「統計学」や「マクロ経済」が、ABSでは必修として、嫌でも正面から向き合うことになりました。

最初は、全く理解ができず非常に苦痛な時間ではあったのですが、必修ということもあり逃げることはできず、渋々戦っていくうちに、徐々に理解ができるようになり、今でも苦手意識は払えないことは事実ですが、これらの科目を最低限知ることができたことにより、モノの見方が変わりました。

凄い些細なことかもしれませんが、これを知ってるのと知らないのだと、なんやかんやで大きなアドバンテージを得られたような気分です。

4.勉強以外の付加価値

ABSでは、フルタイムとフレックスタイムとの垣根が低いため、
社会で活躍されているフレックスタイムの先輩(ABSという視点だと同期。)から、食事に誘っていただき、様々な社会のお話しを聞くことができるのは大きな付加価値ではないかと感じます。

あまり大きな声では言えないですが、22歳の私には少々現実的過ぎる、婚期や婚活のお話しなど、反面教師になる方のお話しも含め、少し早めからしっかり考えておく必要があると痛感しました。これは同期とは話すことがない話なので、実は貴重なテーマなのではないかと思っています。

また、フルタイムとフレックスタイムの垣根の低さはさることながら、先生方との垣根も低いため、その視点においても楽しい経験を沢山提供していただきました。

たとえば先生と一緒に御食事をさせていただいたり、学内行事では研究科長の岩井先生と一緒にギターの演奏をさせていただきました。このような経験は中々得られないため、非常に良い思い出になりました。

ABSのトップページへ