仕事に対する価値観や人生に対する価値観を毎日のように考えられた学生生活でした

松本 朱里さん(2012年フレックスコース修了)

表参道にある設立2年目のベンチャー企業に転職して半年ほど経った頃、青山学院大学のMBAコースへの受験を決めた。きっかけをくれたのは、初めての化粧品業界で不慣れな私をサポートしてくれた大手化粧品会社からやって来た女性だった。戦略的な計画を立て、資金と時間を掛けてブランドを育てていく大企業とは異なり、今月どう生き残るか、来月の資金繰りをどうするかなど、短期スパンで計画を立て、小回りを利かせ機敏に動くのが特徴のベンチャー企業に、彼女は新しいものの考え方を持ち込んだ。仕事の場面で様々なことを教えてくれた彼女が、今後のキャリアをより充実させるための方法としてMBAがあることを教えてくれた。そこで私は仕事との両立を考え、表参道にある会社から徒歩10分で通える青山学院大学を受験することを決めた。

入学して1年目は必須科目を受講した。自分の専門分野ではないが会社で働く者としては知っておくべきファイナンスや組織行動学、統計分析などの基礎を学ぶことで、これまで自分にはなかった多角的な視点を持って仕事に取り組むことができるようになった。そして2年目に選択科目を決める際、疑似的にキャリア選択をするつもりで1つ1つの科目を丁寧に吟味して授業を選択した。その結果、実社会では経験することのできない幅広い分野の授業を選択することができた。

青山学院大学のMBAコースへの受験を決めてから、卒業を目前にしている現在に至るまでの約3年間、仕事に対する価値観や人生に対する価値観を毎日のように考えた。それまでキャリアについて真剣に考えたことがなかった私が、お世話になった会社の先輩のアドバイスで受験を決め、2年間の学生生活で疑似的に様々な業界、職種を体験することで自分の特性にあった専門領域を発見することができた。そして新しい会社に転職して2カ月が経とうとしている今、楽しく働き続ける方法をようやく見つけることができた喜びを噛みしめながら毎日を送っている。

時間割1年次(前期)

時間割1年次(後期)

時間割2年次(前期)

時間割2年次(後期)