私の入学動機、履修科目と週間スケジュール

成島 麗子さん(運輸関連企業 人財開発部 2012年フレックスコース修了)

私は、現在、社内教育を企画、策定し、自身も教える立場にいます。教育という仕事は、その分野だけを極めていれば良いのではなく、様々な幅広い知識が必要であると常に感じていました。本を読むことで補おうとしましたが、何か物足りなさを感じるとともに、自身の会社人生を振り返った時に、このまま専門分野を極めているだけで良いのか、キャリアアップ、キャリアチェンジをしたいと考えるようになりました。そのような時、MBAホルダーの友人・知人から話を聞く機会があり、迷っているなら絶対にやった方がよいと勧められ、MBA取得にチャレンジすることを決意しました。

ABSを選択した理由は3つあります。

ひとつ目は、体系的、統合的、実践的なカリキュラムが豊富であること。広い知識や視野を身につけたいと考えていた私にとって選択の幅があるということはとても魅力的でした。2つ目は、立地条件が良いこと。仕事を続けながら通学するためには、アクセスが良いことは必須条件です。そして、3つ目は、自分の母校であること。大学時代から自由な校風と銀杏並木の趣のあるキャンパスが大好きでした。

1年時では、必修科目を中心にビジネスに必要な基礎科目を履修しました。ここでベースとなる知識やロジックを学び体系的に物事を捉えるという基礎固めをすることができました。
選択科目では、起業を視野に、「新事業とベンチャー」、「アントレプレナーシップ」、「競争戦略」、「ブランド戦略」、「インターネット・マーケティング」、「人材マネジメント」等と共に、集大成として、体験的学習プロジェクト「ビジネス・プランニング」を履修しました。この授業では、それまでに学んだ知識やフレームワークを駆使し、グループで実現可能なビジネスプランを作り上げ、最終的にベンチャーキャピタルやエンジェルへ提出可能なレベルまで事業計画を作成するものとなっています。ここでは、何度も問い続け、分析し、なぜその結論に至ったのか、他の考え方はないか、どのように人に伝えるのかを常に考え、グループで議論し、ひとつのものを作り上げていきました。そして、2年生の冬には経済産業省が主催する「ビジネスプランコンテスト全国大会」にも出場するという貴重な経験を得ることができました。(この様子は体験記として別途掲載されています)

ABSでは、経験豊富で第一線で活躍されていらっしゃる先生方の授業を受けることができます。また、様々なバックグラウンドを持つ志の高い優秀な学生が集まっていますので、そこから得るものも多く、お互いに刺激し合い、頑張っていくことができました。仕事を続けながら大学院で学ぶということは並大抵なことではありませんが、頑張ればそれ以上のものを得ることができると確信しています。そして、ABSはそのような経験ができる場であると思います。
この2年間で得た「知識」、「仲間」、「やり遂げたという自信」は、かけがえのない私の財産となりました。卒業後は、学んだことを糧に、様々なことにチャレンジし続け、社会にも貢献できるような人になりたいと考えています。

時間割1年次(前期)

時間割1年次(後期)

時間割2年次(前期)

時間割2年次(後期)