「自分自身のモード」を切り替え、それぞれの場面に素早く順応することが重要。 

深堀 達也さん(2013年フレックスコース入学)

日々の生活

ABSへ入学する前、複数の先輩から「MBAに通い始めたら、ほとんど寝れないぞ」という話を聞き、私自身は半信半疑であったが、やはりその言葉は正しかった。平日は、朝から夕方まで仕事をこなしてから、急いで学校へ移動。2コマの授業の後、MBA研究室へ移動し、翌日の講義の復習と予習。帰宅後、週末が期限のレポート作成。そして、翌日はまた仕事…。

仕事と勉強を両立することが絶対条件の限られた時間の中で、膨大な学習に取り組むため、個人学習の場合でも、グループワークの場合でも、「常に自分なりの結論を導き出すこと」を心がけている。さらに、仕事から学校へ、ある授業から別の授業へと、目の前の環境が流れるように変化していくため、「自分自身のモード」を切り替え、それぞれの場面に素早く順応することも重要となる。

学習スタイル

前期・後期ともに7つの講義を受講し、膨大な学習量が待ち受けているが、仕事前の時間、昼休み、移動時間、帰宅後の時間など、1日24時間を計画的に活用しないと、到底その全てをこなすことは不可能である。さらに自分を苦しめるのは、色々な分野を学習すると、それに関連する別の分野にも興味が沸いてくることである。2年間の在籍期間全体での学習計画を組み立て、「今はやらないこと(分野)」を選択するという苦渋の決断が不可欠だ。

また、学習場所は、学校内のMBA研究室や図書館、自宅や近所のカフェが大半であり、その点、立地の良いABSは学習の場として申し分なく、非常に助かっている。当然、自習を中心とした学習スタイルにはなるが、理解が不足している分野等があると、仲間が親身になって教えてくれる雰囲気がある。仲間同士が依存し合っている関係はなく、そこには良い緊張感があるため、この点に関しても、私自身の学習に良い影響を与えると感じている。

クラスメート

これまで、辛く、苦しいことを多く綴ってきたが、MBA生活は楽しく、充実していると断言できる。これは、何かに挑戦するという気概を持った仲間とともに、限られた時間の中で真剣に学んでいることが背景にあり、私自身にとって、極めて新鮮かつ刺激的な環境であるからだ。

仲間とは、学校外でもスポーツや旅行をともに楽しんだり、時には、平日なのに朝方まで酒を飲むこともしばしばある。年齢やキャリアの異なる仲間に囲まれ、彼らの強みや魅力的な部分を目の当たりにすることで、逆に、自分自身の強みや弱みに気付くことができていると感じている。2年間という貴重な時間を、ともに価値ある時間とするため、これからも切磋琢磨して、互いを向上させていきたい。