2015.06.19

「地域活性化のマーケティング」で「次世代農業」をテーマにした授業内講演開催

「地域活性化のマーケティング」で名川知志氏が「次世代農業」について授業内講演しました。

マーケティング専門科目「地域活性化のマーケティング」(宮副謙司教授担当)では、2015年6月6日(土)の授業において、社団法人「野菜プラネット協会」副理事長 兼 ドーム型野菜工場ベンチャー・株式会社グランパ顧問の名川知志氏をゲストにお招きし、「次世代農業-スマート・アグリカルチャー」というテーマで授業内講演をしていただきました。

この講演では、日本の農業問題・地域課題・国際比較などを踏まえ、社会の課題を商業的に解決するソーシャルビジネスとして、数々の地域の事例が紹介されました。スマート・アグリカルチャーは最新の野菜工場中心に語られがちですが、バリューチェーン視点で、異業種同士をプロデュースする社会システムであり、その一つとして、IT・データの発想を取り入れる事例を示されました。

また「ホワイトカラーでもない、ブルーカラーでもない、グリーンカラー」を提唱する社団法人の活動に関しても触れられ、他の職業同様に農業というものを因数分解し、米大学教育の最新動向MOOCsの認定やビジネスマッチングの応用、グリーンカラーの醸成の可能性も示されました。

この科目の受講生は、地域活性化に関心を持っているだけでなく、自らも実践していきたいとする熱心な学生が多いですが、今回の名川氏の新たな発想や捉え方の提唱には強い感銘を受けた様子で、受講学生にとってとても有意義な授業となりました。

授業風景

スマート・アグリカルチャーの代表事例
(山梨県北杜市)