2014.12.03

ロシア・モスクワ大学MBA学生・EMBA学生のABS訪問

10月EMBA学生訪問時の
高橋研究科長を囲んでの集合写真

2014年10月31日(金)、ロシアのモスクワ大学ビジネススクール(Moscow State University Business School)のEMBA学生及び教職員合計12名がABSを訪れ、グレン・E・メイヒュー教授「Marketing in Japan」、須田敏子教授「Characteristics of Human Resource Management in Japan」、中野勉教授「Globalization and the Japanese Management:Changes and Challenges」の特別授業を受講しました。

中野教授の授業では、ABS在学生2名(藤野さん、小野さん)による日本のビジネスに関するプレゼンテーションが行われました。
またモスクワ大学メンバーは、同時期に開催中だった青山学院大学の学園祭にも参加し、学生間のコミュニケーションも活発に進みました。

モスクワ大学ビジネススクールは長年ABSと提携関係にあり、8月1日(土)にはMBA学生が訪問されており、年の2回の訪問が定着し、ABSとの交流が進んでいます。

夏のMBA学生、秋のEMBA学生の来訪の両方に参画した藤野正幸さんと小野順也さんに交流体験談を寄稿していただきましたので掲載します。

メイヒュー教授の授業

須田教授の授業

中野教授の授業

10月EMBA学生訪問時の中野教授クラスでの集合写真

8月MBA学生訪問時のキャンパスでの交流風景写真

MSU交流体験談 「足が震える経験」が自分を強くする
2013年フレックスコース入学 藤野 正幸
Global Managementの講義でお世話になった中野教授から、ロシアMBA学生に向けプレゼンテーションする機会を打診いただいたとき「やらせてください」と即答した事を今も覚えている。

同講義を通じ、日本企業がIdentityを発揮し現地で最大限に強みを発揮して貢献していく難しさと重要性を学んでいたため、訪日したロシア学生向けたアプローチは、日本とロシアの協業による可能性に言及したいと考えた。

ときにロシアは新興国と呼ばれ、米国はじめアジア、ヨーロッパ諸国と比較して日本におけるプレゼンスは決して大きいとはいえない。しかし日本が今後新たな可能性とつながりを世界に求めるとするならば、同国との関係は決して軽視する事ができない。国際マネジメント専攻科に所属し、将来のロシアを担う人々とコミュニケーションをとれる機会は、まさに私がABSを選んだ多様性への接触という動機そのものにかなう貴重な機会と感じた。

そして迎えた8月のプレゼン当日、ロシア学生が続々と入室してきた時に感じた「全身の震え」と、それを共有した仲間との思い出は、これからの僕にとってかけがえのない宝物になると確信している。
『人脈広げもMBAの醍醐味』
2013年フレックスコース入学 小野 順也
MBAの学習は決して学問だけにとどまらない。ABSに入学前からMBAコースに挑戦する際に決めていた事がある。それは「2年間で最大限に人脈を広げる」事である。Global Managementの講義でお世話になった中野教授から、ロシアMBA学生に向けプレゼンテーションする機会を打診頂いた時、「絶対やらせてください」とお伝えした。

Global Managementの授業において、それぞれの国の文化により、ビジネスの進め方に違いががあることを学んだ。私は商社で船舶用燃料を仕入販売しているが、ロシアはまさに最近商売を始めた国の一つであった。自社商売のロシアビジネスに関するプレゼンをした後は、ロシアMBAの学生たちとのグループワーク。忌憚の無い意見交換ができて新鮮であると同時に考えさせられた。

特に仲が良くなった学生達と共に表参道のレストランで昼食まで共にできた。
国は違えど同じMBA学生という境遇で、お互い共鳴できる部分があったと思う。当然のように連絡先を交換し、今でも交流は続く。いつか彼らと商売ができればと今からワクワクしている。