2017.01.12

青山学院大学大学院国際マネジメント研究科と松屋銀座が産学連携
MBA科目「百貨店マーケティング」を2017年4月に開講

青山学院大学大学院国際マネジメント研究科は、株式会社松屋(本社:東京都中央区)と産学連携し、MBA課程のマーケティング専門科目「百貨店マーケティング」を2017年4月に開講します。

百貨店は小売業態の中でも幅広い顧客に向け総合的な品揃え(多くの取引先)、多様な販売形態(店頭・催事・外商・ネットなど)で提供するという業態特性を持ち、長年の市場環境変化に対応してきましたが、現時点では将来に向け課題と可能性の両面を抱え変革期にあるといえます。その中で、松屋は、呉服店の出自、銀座立地という企業特性から、顧客・商品・販売戦略で独自の特徴があり、さらに近く迎える創業150周年へ向け新しい取り組みを積極的に行っています。

ABSは、MBA課程のマーケティング専門科目において、ファッションビジネスや地域創生戦略策定など特徴をもった科目プログラムを打ち出していますが、2017年度、松屋と産学連携し、同社の寄付講座により、百貨店のマーチャンダイジングや顧客コミュニケーションなどさまざまなマーケティング戦略の実際を学び、今後の業態のあり方を議論する科目を開設することになりました。

本科目のコーディネーターは、松屋の今井 幸夫氏(執行役員本店副店長:事業開発担当、顧客戦略部長)が行い、授業内容・テーマに応じ関連分野の松屋社内担当責任者及び関係者が講義するオムニバス形式の授業運営を行う予定です。

受講学生は百貨店の業態特性と松屋を事例とする営業戦略展開の実際を理解するとともに、百貨店及び松屋を題材にした小売業の課題分析と今後へ向けたマーケティング観点での戦略策定(松屋経営層への分析及び戦略方向性の提案)を行う予定です。