2019.04.11

つながる時代の組織とマネジメント・セミナー・シリーズ
第1回『グローバル・カンパニーにおけるイノベーションードイツ・メルクの経験』

Seminar on Management and Organization in the Age of Links and Ties
“Innovation in a Global Company: Germany-based Merck as an Example”

ローマン・マイシュ(メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社 代表取締役会長 兼 社長)
Dr. Roman Maisch、Representative Director, Chairman and President, Merck Performance Materials Ltd.

メルクは、350年以上前にドイツのダルムシュタットという小さな町の薬局として創業し、以来医薬化学品会社からサイエンスとテクノロジーの会社に発展を続け、ヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの3つの事業部門をもつグローバル企業となりました。好奇心 (curiosity) から生まれるイノベーションがメルクの何世紀にもわたる成功のカギであり、セミナーでは、「つながる時代の組織」との関連で、メルクが市場に送り出した製品の例をいくつか紹介し、その成功要因を説明します。グローバルにビジネスを展開する企業として、ドイツに始まり、日本から世界に広がったトランスナショナルな製品の成功例を含め、パフォーマンスマテリアルズ(液晶材料などの特殊化学品、機能性材料)の例について触れます。組織、人のネットワーク、マネジメントの観点から、メルクのイノベーションについて参加者とのディスカッションを試みます。

Merck is a company founded more than 350 years ago as a pharmacy in Darmstadt, Germany. Since then it developed from a mid-sized pharmaceutical and chemical company into a science and technology company, with Healthcare, Life Science and Performance Materials as its three business sectors. Innovation with curiosity at its basis is a key success factor for Merck over the centuries. The lecture will give first a few examples of innovations produced and successfully marketed by Merck. It will then explain what the key success factors for such innovation are, with special attention on the international respectively global set up of the company. Focus next will be on examples from Performance Materials. Finally the organizational and network aspects of innovation in a global acting company will be discussed with participants.

日 時: 2019年4月23日(火) 18:30~20:00(開場:18:20)
会 場: 青山学院大学国際マネジメント研究科 17号館3階 17306教室
テーマ: グローバル・カンパニーにおけるイノベーションードイツ・メルクの経験
講演者: メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社 代表取締役会長 兼 社長
ローマン・マイシュ (Roman Maisch) 氏
司会: 中野 勉教授
参加費: 無料/事前登録不要
備考: セミナーは、ABSのMBA&DBA現役学生、ABS Alumni、その他実務家、組織研究者を対象とし、プレゼンテーションは英語で行われ、必要がある場合のみ簡単な日本語への翻訳を行います。気楽な雰囲気の中でのディスカッションを予定しています。