MBA課程の外国人学生グループが、西武渋谷店にて店頭リサーチし分析と提案を行いました。

ABSマーケティング科目「流通チャネル」(担当:宮副謙司教授)を受講する外国人学生メンバーの有志5名(台湾・韓国・中国の出身者)が、株式会社そごう・西武 西武渋谷店(以下、西武渋谷店)の外国人観光客向けインバウンド対応について店頭リサーチし、その現状分析と今後への提案を、同店の幹部に対して行いました。

MBA学生らは、①観光庁や東京都発行の訪日外国人観光客消費調査などを先行文献としてレビューした上で、②台湾・韓国・中国の観光客の都内回遊行動や渋谷エリア回遊行動の実際をグループワークでまとめました。また彼らは③西武渋谷店全館(LOFTや無印良品の館も含む)を数回にわたり訪問し、免税カウンターの対応や案内・表示などを店頭リサーチし、都内主要百貨店・商業施設との比較などから評価を行いました。さらに④西武渋谷店の売場品揃えから外国人観光客向け好適品を一定の選定基準でピックアップし、その営業展開強化(営業企画・販売促進・媒体表現など)についても提案しました。

西武渋谷店では、MBA学生の提案内容のうち早急に対応できる施策、とりわけ2月の春節需要期に対応できる具体的な施策から実際に取り入れ始めています。

西武渋谷店・ABS産学連携プロジェクト参画メンバー(5名)
 張哲豪(2013年フレックスコース入学)、廖祐群・謝雅如・朴相龍・何瑾(いずれも2014年フルタイムコース入学)

西武渋谷店・ABS産学連携プロジェクトに参画した外国人学生メンバー

ABS外国人学生による西武渋谷店での報告会

西武渋谷店のインバウンド対応媒体物についてのディスカッション